プロジェクトL(No.15)〜天使のままで〜
6月8日未明、外の世界を夢見て、我が家で一生懸命に育っている天使ちゃん達。
先にハッチしたムニのクラッチメイト1匹が、外の世界を見ることなく、天使のままでお空に帰っていきました。
※最後に天使の画像を載せます。苦手な方はこの記事は控えてください。いつも読んでいただきありがとうございますm( )m
エイトが何日間も凹んだままにしてしまった卵で、薄っすらカビも生えたりしてました。
そこを乗り越え育ってきていて、前日の夜には元気に動いていただけに残念でなりません。
エイトが帰宅したのが6月8日AM1時過ぎ。
いつものように冷温庫の中の卵を確認すると、例の卵が表面に汗をかいていて凹んでいる!先端には切れ目も入ってる!
ということで、クラッチメイトから遅れること6日、様々な試練を乗り越えてきた天使が遂に出てくる♪♪♪とワクワクしました。
ハッチするところを見れるかもしれない!と、洗顔したり歯磨きしたり、みんなにご飯をあげたりしながら待ちました。
ところが、1時間経っても2時間経っても出てこない………。
凹んでるっていうことは、内圧よりも外圧の方が強いってことです。卵の中は空気が少ないんじゃないか………。
手のひらに乗せてみても動きは感じられない………。
悩みましたが、何かできることがあるのであれば後悔したくないと思い、フォース氏と協力してハッチのお手伝いを試みるました。
6月8日AM3時
もう息をしていない小さな小さな可愛い天使に出会いました。
模様からするとW&Yマックスノーラプターの子。
大きなヨークサックを大切そうに抱えてました。
目は綺麗なルビーのフルアイで、形成不全なのかこれからできるところだったのか、瞼はないように見えました。
卵を通して呼吸などをするための、胎盤の様な部分は内部にありましたが、そことはもう繋がっていませんでした。
タイミング的には、今まさにハッチ時!ではなかったことは見てすぐに分かりましたが、果たして生きれないほど早すぎたのか、エイトがもっと早くに気付いて手助けしてあげてれば死なずにすんだのかは分かりません。
残念ですが、卵の管理からハッチまで、エイトに大きな経験を与えてくれたこの子には感謝しかありません。
無事に外の世界に迎えてあげられなくてごめんね。我が家に来てくれてありがとう。
最後に我が家の天使の写真を載せます。背中側からの写真です。
またね。