みゆきとかねなり

レオパ3匹、ニシアフ1匹、極々たまにミドリガメの日記です^ ^メダカは気が向いた時だけ稚魚を取って、お裾分けしちゃったり♪

プロジェクトL(No.17)〜エゴかもしれないけど〜

エイトが今1番探やりたいこと。

レオパの卵の論文を読みたい。

卵に含まれる栄養成分、構造、生育に必要な酸素量・水分量、組織の発生過程、あるのであれば必要な刺激などなど。

どんなことでもいい。ヒントが欲しい。

英語でもドイツ語でもフランス語でも何でもいい。言語なんていくらでもどうにでもなる。

知識が欲しい。叶うのならば経験が欲しい。。。

5月11日クラッチの卵、残念ながらダメになってしまいました(/ _ ; )

前回ハッチしたジボイが46日でのハッチだったので、今回もそのくらいだと思い楽しみにしていました。

日数が近づくにつれて卵全体が大きく育ってきてたし、白くて張りがあって綺麗だったので順調だと思ってたんですけどね。

ところが、もうハッチ予定日直前!というところになって、表面が湿ってきたんです。

ハッチ直前は卵表面が汗をかく、というのは聞いたことがあったのですが、どうもそれとは違う感じ。

玉の様な爽やかな汗というよりは、表面全体からジワリと湧いてくる、人間で言うと脂汗のような感じ。

そうは言っても「ハッチ直前の汗」というものを見たことのないエイトには判断できず、そのままベビーのハッチを心待ちにしていました。

ところが待てど暮らせどハッチはせず、数日後にはカビが………

カビは卵自体の生死には関係ないと聞いたことがあるので、諦められないエイトは毎日カビを拭き取り続けました。

けどやっぱりダメでしたね。

最終的にはこの状態に

実は、一つ前の卵(ジボイの片割れ)も同じ状態でダメになってたんです。その時の卵は特に何もせず破棄してしまいました。

また同じ状況………

しかも、どちらも日数で言えばハッチ直前の変化………

もしかしたら脂汗のようなものを確認した時点で強制ハッチをしていたら、助かる可能性が少しでもあったのかもしれない。

特段加水はしてないけど、もしかしたら多湿すぎ?ハッチ直前で肺呼吸になったベビーが卵の中で溺れちゃってるの??

分からないながらも原因を色々想像する日々。

今の状況を繰り返さないためにも、中身を確認して少しでもヒントを得たいと思いました。

ただ、カビた卵からハッチした事例や、60日や70日を超えてからハッチした事例も聞いたことがある。このタイミングで開けたことで、実はまだ生きていたベビーが亡くなってしまったら……?

僅かな可能性を捨てきれず、開けることを躊躇してしまう日々。

ダメになっている卵であれば、迷い続けている今も中身の腐敗が進み、正しい情報は掴めなくなってしまう。

いくらダメになっているからといって、命あったものの亡骸に手を加えるようなことをしていいのか。

色々考えました。

けど、最終的には卵を開けることに決めました。完全にエイトのエゴだけど。

決め手は2つ。

・エイトは来期もペアリングをしたい。今後の卵を救える知識が少しでも増えるのであれば、今回の卵で学びを得たい。

・気持ちの面ではまだ生きてるという可能性を信じたいが、実際はもうダメだと感じる。今まで多くの生き物を見てきた自分自身の直感を信じよう。

そして、7月8日の夜にフォース氏と一緒に卵を開いてみました。クラッチから59日目でした。

写真は最後に貼付します。見たくない方もいらっしゃると思うので、かなり下の方に。

そのままの状態だと望まず見てしまった方にはショックだと思うので、ネガ調に加工しておきます。

結論から言うと【成長が途中で止まっていた】状態です。

卵殻を小さなハサミで切り開きました。

硫化水素のような匂い(温泉臭・卵が腐った匂いといわれる種類の匂い)がしたので、もうとっくにダメになっていたのでしょうね。

黄土色っぽい、ある程度まとまりのあるドロッとした物質が殆ど。イメージとしてはイカの塩辛に使われているワタが近いかと思います。

その中に、成長途中のベビーがいました。

まだ小さく、表面がプルプルのゼリー質に見えましたがレオパであることが分かる形にはなっていました。頭部も分かるし、どちらが口かも分かる。

薄っすらと黒い部分があって、そこが目かな?

各組織が出来上がっていく順番が分からないので、目や鱗が形成される前だったのか、それともむしろ腐敗が進んで形がなくなってしまったのかは分かりません。

ハッチ間際まで成長してるベビーには到底思えないので、残念ですがもっと前の段階でSTOPしてしまっていたことが分かりました。

なので、卵表面に脂汗のようなものが見えたときに開けていても結果は変わらなかったことになります。

今回の卵は、エイトの知識や経験で「助ける」という土俵にも上っていない段階だったことが分かりました。

ここで疑問になるのが、途中でベビーの成長が止まっているにも関わらず、何故卵はハッチ予定日直前まで綺麗な状態で大きくなり続けたのか。

これは、エイトの辻褄合わせの勝手な想像ですが、卵には中のベビーとは切り離した独自の寿命があるのではないかと思います。

寿命の長さはその孵卵温度に左右され、≒ハッチまでの日数、になることが多いのではないかと。

だから例えベビーが途中で死んでしまっても、卵自体は生き続け、こちらがハッチ予定日と考えている日程近くで寿命を迎え、急激に悪くなっていく……それなら説明がつくような気がします。

逆にベビーの生死は卵のそれにダイレクトに影響を受ける。卵の中で順調に成長しているベビーも、卵が寿命を迎えるまでにしっかりハッチしないと、死籠りになってしまう。

こんなところでしょうか。

これはもう相当なテーマになるので、エイトのような一個人が答えにたどり着けるようなものではありません。

レオパの盛んなアメリカとか、どこかの大学や企業で論文とか出してないかな。ぜひ読みたいです。

最後、ポチより下に写真貼付しておきますね。

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卵の中から頭部を出している状態です。口先が写真下を向いてます。